地理
フランスワイン三大産地のひとつコートデュ ローヌは、ローヌ川沿い南北約200km(Vienne-Avignon)東西100kmに広がるAOP(原産地名称保護制度)で定められた地域を指します。北ローヌと南ローヌでは、ブドウの栽培主要品種及びワインのスタイルが大きく異なります。
メゾン プラントヴァンは北緯44度、地中海性気候のローヌ南部にあります。冬に一定の降水量、夏は暑く乾燥し、地方風”ミストラル”の影響を受け、晴天日は年300日以上、日照量2400時間/年 夏場の一日の気温変化は18℃以上になることもあります。夜の冷え込みがブドウに適度の酸を残し、長い日照時間と照りつける太陽がブドウの糖度を上げ、熟成度の高いブドウを作ります。
メゾン プラントヴァンのブドウ畑40ha(2021)は、13世紀からワイン造りを続けるフランスの美しい村100選の一つセギュレ村を中心に、
クリュ ラストー、サブレ、ロエックス村、プラン ド デュー地区に含まれるヴュレス村、コートデュローヌ指定地区など40か所以上に点在しています。
栽培品種は約12品種、樹齢85年以上の古樹の畑もあります。ブドウ畑は平地から傾斜地へ 標高100mから250mと起伏に富み、土壌の性質も様々です。
ジュラ記の石灰岩層が垂直に聳え立つ山 ダンテル ド モンミライの山麓の畑は、泥灰土に硬質砂土、石灰岩礫の混合土。平地は砂土と粘土の混合土、
バロニー山脈に源を発するローヌ川の支流、ウヴェーズ川とエーグ川に挟まれた沖積平野の畑は、赤土に石灰岩の礫と河床石が表面を覆い、ミネラルに富んでいます。