冬の剪定作業の様子
均一な熟成度のブドウを得る為、手作業を多く取り入れブドウの木一本一本を丁寧に管理しています。芽かき、摘房など、ブドウの収量制限を徹底し、一房に果実が凝縮したブドウ作りを手がけています。果房毎に十分な量の葉を残す為、摘心も手作業で行います。収穫は熟練した収穫隊と共に品質の良いブドウを選択しながら手摘みで収穫しています。 2010年より有機農法に転換し、2011年 有機農法国際認定団体ECOCERTへ登録2014年正式に有機農業経営者として認証されました。除草剤を使わない為、除草機と昔ながらの鍬を使って除草しています。
メゾン プラントヴァンの畑が所在するアペラシオン
AOP ラストー(クリュ)
AOP コート デュ ローヌ ヴィラージュ
 (セギュレ, サブレ, ロエックス,プラン ド デュー)
AOP コート デュ ローヌ
ヴァン ド フランス
メゾンプラントヴァンの主な栽培品種
赤ワイン用 グルナッシュ ノワール、シラー、ムールヴェードル、
カリニャン、サンソー、メルロー、マースラン、カラドック
ロゼワイン用 グルナッシュノワール、グルナッシュ グリ、 ムールヴェードル
白ワイン用 ルーサンヌ, グルナッシュ=ブラン、ヴィオニエ、
クレレット
ブドウ畑の一年
12月から3月後半まで主にブドウを刈り取った後の枝を選定する作業を行います。(メゾン プラントヴァンではGobletとCordon de Royatの二種類の仕立て方を採用しています。) 3月後半に芽吹き始め、花芽は4月、5月と 暖かな春~初夏に急速に成長し、花序も顕著になります。5月後半から6月はじめに開花、結実します。 5,6,7月、畑の作業は繁忙期に入ります。 雑草を機械で取り除き、取り切れなかったものを鍬で取り払っていきます。天候を見ながら病害のリスクを計算し必要があれば、 有機農法で認可されている防除剤を、感化されやすい品種から散布します。若芽を選択する芽かき、伸びた果枝を保護する為の針金誘引、 果房の成長を促すための摘芯、余分な果房を除去し、最適な状態の果房のみを残す間引き(摘房)、これらの作業を40か所以上に点在する畑に施していきます。 農繁期を過ぎた8月は果実の成長、成熟期に入ります。8月後半からは、収穫時期を見極める為、代表的な畑、品種のサンプリング、熟成度調査を行います。 収穫の開始は年ごとに異なりますが、例年8月後半から9月前半に始まります。ロゼ、白、熟成の早い赤を収穫し、9月後半から10月前半に黒ブドウの収穫最盛期を迎えます。 ロゼ、白ワイン用のブドウは、程よい酸味を残した状態で気温が上がる前に収穫します。 造るワインのスタイルによっても、収穫時期が変わります。 ワインになる畑の管理以外にも、休耕地では古木を引き抜いた後に残っている根を取り除く為、2回から3回の根引き、新耕地の作付け(通常2月、3月)や 幼木の畑では仕立てを整え、針金を設置するなどの管理等を平行して行います。