醸造
収穫期の約3週間前から定期的にサンプリング、畑毎、品種ごとに熟成状態をモニタリングしながら天候を考慮し収穫日を決定します。
ブドウは、それぞれのワインに最適な状態に達したところで手摘みで収穫します。収穫は毎年同じ収穫隊に来てもらっています。
新鮮な果実味をワインに最大限に引き出す為、発酵中の温度管理を徹底。亜硫酸塩の使用量は腐敗菌の増殖を抑制し、ワインの酸化を妨げるのに最低限必要な量に留めている為、フランスの有機食品添加物量規定水準より低い添加量となっています。2018年より亜硫酸無添加ワインも醸造しています。
AOPコートデュローヌ のロゼ、白ワインは直接圧搾法で搾汁しています。36時間低温で静置し、沈殿した不透明な果汁と透明な果汁を分離します。澄んだ上澄み部分を別のタンクに移し、アルコール発酵させます。
発酵が始まると温度調整をしながら、発酵状況をモニタリングします。ロゼ、白ワイン共、二次発酵は行いません。
樽熟成させるAOPコートデュローヌ ヴィラージュ セギュレの白は一次発酵途中でフランス産オーク樽に移します。 沈殿した酵母に閉じ込められている風味を引き上げる為、バトナージュを繰り返し、そのまま6か月間樽熟、二次発酵までさせています。
赤ワインはすべてに野性酵母を使用しています。AOPコートデュローヌ赤、AOPコートデュローヌヴィラージュ(セギュレ、プランドデュ―)では、ワイナリーに搬入されたブドウを、選果し、除梗、破砕後、顆粒と果汁を発酵槽へ移します。
一次発酵が始まると、デレスタージュ、ルモンタージュを行い果実味をワインに最大限抽出します。水平空気圧式圧搾機にて圧搾、搾汁。すべての赤ワインは二次発酵まで行っています。
AOPコートデュローヌヴィラージュ ロエックスは、ボージョレ地方で有名なマセラシオンカルボニック製法で醸造しています。
AOPコートデュローヌヴィラージュ サブレは樽熟成、クリュ ラストーは全房発酵、樽熟成です。
醸造風景
デザートワイン(極甘口)
- 100% ルーサンヌ
- 手摘み
- 直接圧搾法
- 二次発酵無し
赤ワイン
- グルナッシュ、シラー、カリニャン、ムールヴェードル、サンソー
- 手摘み
- 除梗、破砕
- 自然発酵(温度管理)
- デレスタージュ(液抜き静置法)
- ルモンタージュ/ポンプオーバー
- 圧搾
- MLF
ロゼワイン
- グルナッシュ,ムールヴェードル
- 手摘み
- 直接圧搾法
- 冷温発酵
- 温度は製造工程を通して管理調節しています。
- 二次発酵無し
白ワイン
- コート デュ ローヌ白(グルナッシュブラン,ルーサンヌ)
- 手摘み
- 直接圧搾法
- 冷温発酵
- 温度は製造工程を通して管理調節しています。
- 二次発酵無
- コート デュ ローヌ ヴィラージュ セギュレ 白(100% ルーサンヌ)
- 手摘み
- 直接圧搾法
- 樽発酵
- 樽熟成
- 二次発酵有